新年あけましておめでとうございます。
丁稚のオータです。団長をさしおいて、ブログ一番乗りです。
さて、この年末年始、実は家族でパリに旅しておりました。
で、見つけたのです。何をって、決まってるじゃありませんか、ハンバーグですよ、ハンバーグ!!
パリ郊外のサンジェルマン・オンレという町にお城を見に行ったときです。お昼ご飯を食べようかと、お城の近くのブラッスリーに入ってメニューを見たら、「Hamburg」という文字が目に飛び込んできたのです。「Hamburger」じゃなくて、「Hamburg」ですよ!!
よく見れば、それはフランス語で書かれたお料理の英語の解説でした。そのお料理のフランス語名は「Steak á cheval」。「cheval」とは「馬」の意味ですから、僕は当然、馬肉を使ったハンバーグステーキかと思いました。あとで書きますが、これは間違いだったようです。
もちろん、オーダーしました。
現れたそれは、上の写真を見てもおわかりのように、卵焼きがパテの上に乗っかった、まさに日本で見るハンバーグ・ステーキにそっくり。上から2番目は角度を変えて撮った写真で、目玉焼きの下にハンバーグがあることがわかりますよね。
日本と違うのはデミグラスソースなどのソースがかかっていないこと。かといって、肉汁がジュージューというわけでもありません。なので、目玉焼きをくずしてからめたり、塩やコショウをかけて味つけしたりして、いただきましたが、やはり僕には、あまりおいしいとは思えませんでした。日本のハンバーグステーキが懐かしく思えましたよ。
とはいえ、ヨーロッパで初めて見つけたハンバーグステーキ。感極まる……とまではいきませんでしたが、嬉しかったです。
ヨーロッパやアメリカにはハンバーグステーキなるものは存在しないらしいとガッツ団は推測してきましたが、これで少なくとも、類似のお料理は存在することが証明されました。が、その味と姿は日本のハンバーグステーキとは、相当違いましたが。
さて、「Steak á cheval」ですが、日本に帰ってからネットでいろいろ調べてみましたが、これは「馬肉の挽き肉ステーキ」というわけではないようです。
馬肉ステーキの場合は「Steak á cheval」の「á」が「de」(英語のofにあたる)になって、「Steak de cheval」となるようです。
「Steak á cheval」は、牛肉の挽き肉ステーキ(つまりハンバーグ)の上に目玉焼きがのっかったものを言うようですね。レシピのページを見つけましたので、フランス語ですが、ご覧ください(
http://www.passe-plats.com/steak-cheval.html)。
このレシピには材料は牛肉とは書かれておらず、steaks hachésとなっておりますが、このsteaks hachés、昨年の年初のブログにも書きましたが、パリのスーパーではどこでも売っている挽き肉のパテで、ほとんどがビーフ100%なんです。ここからも馬肉ステーキではないということがわかりますね。
なお、このフランス風ハンバーグステーキを見つけたサンジェルマン・オンレの写真も2枚ほど紹介しておきますね。上がお城で、下が街並みです。小さくてお上品な、よい町でしたよ。お城からは遠くパリの街並みが一望できました。
では、ハンバーグ好きの皆様、本年もよろしくお願いします。
オータ
■コメント大歓迎!! あなたの町のハンバーグ・ステーキ情報をお寄せください。
▼下のバナーをクリックして、我らのブログを応援してください。
人気blogランキングへ